釉薬のお話し
焼き物の美しさは、作品の造形の美しさ、素地土の肌合いに釉薬の美しさが総合されたものです。
釉薬の美しさは、色調、光沢、肌合い、透明性、釉中の気法や結晶の度合い、釉薬の厚さ、流動性などが総合されたものです。
この釉薬美をうみだすための難しいところは、絵画の絵の具のように見た目そのままの色を使ったり、混ぜ合わせて好みの色を
選び出したりする事ができません。釉薬を素地土に施して、焼いて溶かして初めて色合いがわかるという、それも素地土はもちろん
釉薬の原料の選択と処理方法、調合比率と調整方法、施釉方法、焼成方法などの違いによっても著しく変化しますので、絵画技法よりも
本質的に難しいといえます、釉薬の名前が同じであっても原料の違い、素地土、焼成法などと窯元によっても違います。
これが陶芸の奥行きの深さでもありますので、自分の好みを探してください。